Avid の高解像度ワークフロー
4K や 8K コンテンツの需要が急増する中、今日の映像・放送関係者は、膨大な量の大容量メディアの保存、管理、編集という難題に直面しています。これらのファイルサイズは非常に大きいため、ワークフローの妨げになり、ストレージ・スペースを独占してしまう傾向があります。
当社は、ハイレゾメディアをあつかう上での課題を理解しています。そのため、編集者やアシスタント、ロガーやアーキビストなど、メディアのプロが創造力を発揮してスピード感を持った作業をし、厳しい納期にも対応できるようなツールやテクノロジーを開発し、既存のソリューションに統合しています。詳細はこちら…
Avid DNxHR、DNxUncompressed、DNxHD - 帯域幅の制約のない美しさを
映画、テレビ、ニュース、スポーツ、その他のビデオや放送の作品はさまざまなハイレゾや HD コンテンツを巧みに扱っているものが多いです。昨今の素材は、4Kや超ハイレゾ品質のカメラ、スマートフォン、アクションカム、ドローンなどの様々なもので撮影され、それらを管理、編集し、映画、放送、OTT、ウェブ、モバイル、ソーシャルメディアでの視聴に向けて配信する必要があります。
Avid DNxHR と DNxHD を使用することで、メディアのプロたちはあらゆるハイレゾメディアや HD メディアを、軽量かつ細部まで美しい中間ファイルから視覚的に損失のないマスタリング クオリティにまで、スケールアップすることを可能にし、ファイルサイズだけでなく、帯域やストレージの要件も大幅に削減することで、制作ワークフローを加速します。これらの業界標準コーデックにより、あらゆるメディアの解像度に合わせた作業が容易になり、プロキシから完全な品質のマスターにすばやく移行して配信できます。また、新しい32ビットの Avid DNxUncompressed フォーマットを使用すると、メディアのフルビットの深度を維持すると同時に、カメラのオリジナルを操作し、カラーコレクションと VFX を適用してレンダリングできます。
主な利点
- ハイレゾや HD メディアを、マスタリング時の最適な画質を保ったまま、ワークフローに合わせて最適なフォーマットにスケーリングします。
- リモートコラボレーションや、帯域幅やストレージに制約のあるワークフローには、軽量なプロキシを選択します
- HD プロジェクトの編集では、マスタークオリティの HD を選択することで、元の素材に比べて数分の一のファイルサイズで美しい画像を実現できます
- マスタリング品質の 4K を選択することで、ハイレゾのプロジェクトを、カメラのオリジナルに比べるとわずかなディスク容量で、見事な画像を使って編集できます
- 応答性に優れたリアルタイムのマルチストリーム・パフォーマンスを、複数の世代にわたって、劣化を最小限に抑えて実現します
- リモート作業でも、リアルタイムでハイレゾやHDの共有・連携が可能
- 現在のシステムやインフラを使用して、ハイレゾや HD コンテンツの取り込み、管理、編集、配信が可能
- 可能な限り最高の画像の深度、ディテール、色の精度でメディアの色とエフェクトの作業を実行します
互換性
- DNxHR、DNxUncompressed、DNxHD のメディアを、Media Composer | First、Media Composer、Media Composer | Ultimate、Media Composer | Symphony Option、Media Composer | NewsCutter Option、Media Composer | Cloud Remote を含むあらゆる Media Composer ソリューションであつかうことができます
- Avid Artist | DNxIQ と Avid Artist | DNxID のビデオ I/O インターフェースを使用して DNxHR にキャプチャーします
- FastServe | Ingest、FastServe | Live Edit、FastServe | Playout ビデオサーバーを使った DNxHR と DNxHD メディアのキャプチャ、編集、再生
- MediaCentral プロダクション環境でメディア ワークフローを高速化
- DNxHR と DNxHD でエンコードされた数百ものストリームのメディアを、Avid NEXIS 共有ストレージを使用して対応し、共同編集を高速化
- Avid DNxHR と DNxHD の対応したサードパーティ製のカメラ、ビデオ・インターフェース、編集ソリューションなどを使用したハイレゾ・メディアと HD メディアのワークフローのスピードアップと、簡素化を図ります
コーデックをご利用の製品に統合する
Avid DNxHR や DNxHD のエンコーディングを製品やワークフローに組み込むことに興味のあるソフトウェアやハードウェアの開発者の方は、 partners@avid.com までお問い合わせいただければ、ライセンス情報についてご案内いたします。皆さんとのコラボレーションを楽しみにしています。
詳細はこちら
Avid Resolution Independence — 作業に無限の可能性を
一人のエディターとして注目を集めるプロジェクトに取り組むのは困難なものです。さらに何百人ものエディターやコントリビューターと、多種多様なツールや画面を使って大規模な作品を共同制作するのは、考えるだけで気が遠くなるでしょう。MediaCentral は、そのような課題を克服すべく作成されました。Avid とサードパーティ・パートナーのソリューションをつないで統合し、制作のワークフローを合理化・高速化する、完全なモジュール式のプラットフォームです。
この統合により、Media Composer と MediaCentral | Production Management を含む多くの MediaCentral に対応するソリューションに解像度の独立テクノロジーが採用されました。そのため、ハイレゾや UHD メディアを HD メディアや SD メディアと同様に簡単に操作・管理することができます。最新の Media Composer では、使用できるメディアの解像度に制限がないため、どんなプロジェクトでも自信を持って取り組むことができ、あらゆるフォーマットで最高の作品を提供することができます。