Pro Tools | HDX
限界を押し広げるパワー。
レコーディング・スタジオやサウンドステージでは、Pro Tools | HDX システムにより、世界最大規模の制作を手掛けることができます。このシステムは、最高のパフォーマンス、カスタマイズ、拡張を実現するために設計されています。これにより音楽やオーディオ・ポストのプロが、最も要求の厳しい仕事をやり遂げることができます。制約はありません。
Pro Tools Ultimate。
Pro Tools | HDX PCIe カード。
Pro Tools ハードウェア I/O。
HDX Engine
妥協のないパフォーマンス。
Pro Tools | Ultimate はプラットフォームで、HDX ハードウェア・アクセラレーターがエンジンです。そして、これはパフォーマンスのために作られています。18 DSP プロセッシング・コア、最大2,048 ボイス (ハイブリッド・エンジンを使用)、最大 192 I/O チャンネル、0.7 ミリ秒のレイテンシー。大規模バンドのレコーディングから Dolby Atmos のミキシングまで、限られた時間の中で、障壁を取り除き、最高の作品を生み出すための力がここにあります。
HDX PCIe カードで微調整。
18 の DSP コアと 2 つの高パフォーマンス FPGA チップを搭載した Pro Tools | HDX PCIe カードは、強力なパワーを持っています。また、数千ものオーディオ・ストリームを驚異的なスピードで処理できるように細かく調整されています。中央の FPGA は、シグナルをカードの周囲に (1 サンプルずつ) 迅速にルーティングします。このときレイテンシーはありません。一方、DSP は、ミキサーとリアルタイム・プラグインを、集約クリップで 6.3 GHz という驚異的な速度で処理します。その結果、専用のパワーで大規模セッションをミックスし、リアルタイム・エフェクトによって、直接録音するための圧倒的なパフォーマンスを実現できます。
信頼できる機能。
HDX Engine は、驚異的なパフォーマンスと確固たる信頼性を兼ね備えています。2 つ目の FPGA により、PCIe カードあたり 256 ボイスが保証されているほか、ホスト CPU との間では、均一な 32 ビット浮動小数点精度でオーディオがストリームされ、システムのゲイン構造全体にわたって最高のオーディオ品質が確保されます。つまり、ミッション・クリティカルな作業を記録するとき、卓越した揺るぎない性能が味方になってくれます。実に頼りになる存在です。
パワーにさらなるパワーを。
HDX システムは、最大 3 枚の PCIe カードをサポートしているため、あらゆるプロジェクトの範囲にも対応できます。オーケストラのレコーディング、臨場感あふれるオーディオのミックス、そして、ハイブリッド・エンジンによる 2,048 ボイスへの対応など、究極の拡張性を実現。最も要求の厳しい音楽やオーディオのポスト・プロダクションを可能にする、拡張性の高い素晴らしい機能です。
DigiLink と DigiSerial。高パフォーマンスのポート。
HDX PCIe カードは、独自に設計された接続フォーマットで Pro Tools ハードウェアに接続します。2 つの DigiLink ポートは 64 チャンネルの I/O を提供し、HDX Engine の入出力において最高のオーディオ再現性が確保されます。また、DigiLink により、Pro Tools がハードウェア・インサートの遅延を自動的に補正することもできます。DigiSerial Port は特許技術の一部で、ビデオ・フレーム・エッジとオーディオを比類のないサンプル精度で同期させます。
ソフトウェア
相性は完璧。
HDX システムでは、圧倒的なパフォーマンスとシンプルさが緊密な統合により実現しています。まずは Pro Tools | Ultimate を起動します。そして、システム構築中は常に、この 1 つのソフトウェア環境で作業を行うことになります。より速く、より創造的に。それぞれのコンポーネント、つまりソフトウェア、DSP アクセラレーション、ハードウェア I/O が 1 つのシステムに完全に統合されています。
ハイブリッド・エンジン発売中。
特許取得済みハイブリッド・エンジンがネイティブおよび DSP 処理をより調和させて使用することにより、Pro Tools のパフォーマンスを最大化します。Pro Tools | Ultimate の 2,048 ボイスという膨大なボイス数と、HDX のオンボード DSP への即時アクセスによって、1 枚のカードのシステムでも、大規模なセッションをよりスムーズに実行できます。また、トラックごとにネイティブ・モードと DSP モードを切り替えることができ、ボタンをクリックするだけで、レイテンシーの影響を受けないようにすることが可能です。
AAX DSP とハイブリッド・エフェクト。
AAX DSP プラグインは、その両方の長所を兼ね備えています。必要なときにのみ DSP を使い、それ以外のときはネイティブ処理。また、HDX システムは均一な精度で動作するため、どちらの領域でも同じように優れたサウンドが実現します。DSP パワーでリアルタイムにレコーディングした後、ネイティブ・モードに切り替えても、使用するプラグインは同じです。HDX ハードウェアが接続されているかどうかに関係なく、すべてが Pro Tools で可能です。
徹底したこだわりの設計。
64 ビット倍精度処理が可能な AAX プラグイン・アーキテクチャが、比類のないダイナミック・レンジと品質のサウンド品質を実現。1 つのプラグインで低レイテンシーと高レイテンシーの両方の信号ネットワークにアクセスでき、CPU に大きな負荷のかかるエフェクトが驚きの効率で実行されます。これは創造的な自由につながり、必要なときに必要なプラグインを使用できます。また、システムの信頼性を高めることができます。
プラットフォームがオープン。そして拡大中。
Pro Tools | Ultimate には 70 を超える AAX DSP プラグインが付属しますが、AAX DSP エフェクトの世界はそれだけにとどまりません。オーディオ界で最も尊敬されているプラグイン・メーカーの 250 以上ものプラグインを利用できます。さらに、プラットフォームは拡大し続けています。
ハードウェア
パワフルなモジュラー I/O。
HDX システムは、カスタマイズと拡張が可能です。幅広いインターフェースと接続オプションにより、I/O、モニタリング、ルーティング、スピーカー・チューニング機能を理想的に組み合わせることができるほか、その設計により最高品質のサウンドが実現。あらゆるワークフローに対応する柔軟性、ニーズへの適応性も備えています。
アナログ。デジタル。Dante。MADI。クロック。モニタリング。
必要な機能すべてを備えたシステムを、Pro Tools ハードウェアですべて構築できます。大規模なマルチワークステーションの再レコーディング・システムを MTRX で効率化し、リーン・プロジェクトのスタジオに MTRX Studio や HD OMNI を導入。SYNC HD を使用して、サンプル精度のフレーム・エッジ・アライメントを取得します。また、Pro Tools システムはモジュール式で拡張可能であるため、どのように構成してもパワフルになり、今だけでなく将来のニーズにも柔軟に対応します。
必要なものすべてが 1 つの便利なバンドルに
HDX カード、Thunderbolt 3 Chassis (デスクトップまたはラックマウント)、Pro Tools | Ultimate ソフトウェア、プレミアム・オーディオ・インターフェースなど、必要なものすべてを 1 つのバンドルにまとめ、システム設定の不確かな作業を排除します。